薪割りのコツ 3つのポイント意識して斧を振ろう

薪割り

 

どうも! 新米薪ストーブ女子 のよし子です。

 

今日は薪割りのコツについての話です。

 

薪割りのコツとは?

 

ズバリ 薪割りを安全に、そして少しでも楽にするための工夫。

 

 

 

安全に≒薪割りの危険要素を知る

 

 

 

楽に≒少ない力 

 

 

と解釈できます。

 

薪割りに必須の道具がですよね

 

そうです、斧をどれだけ上手く使えるかが薪割りの快適さを左右するといっても過言ではないのです。

 

そしてここに薪割りのコツがたくさん詰まってます。

 

これを読み終わる頃あなたは 斧マスター” になっているかもしれませんよ笑

 

斧の振り方

振り上げるとき

斧

まずは斧の振り方。

 

後ろの手はグリップエンドを握り、前の手は斧の中間付近を持てば安定して振り上げることができます。

 

重量があるヘッドの近くを持つことで必然的に軽い力で振り上げることができるわけで、安定が増すと同時に狙い通り打ち込めるようになります。

 

軽い斧は別ですが、勢いをつけようとして最初からエンドを持つとバランスを崩し狙い通りに打ち込めない、下手するとそのままうしろにひっくり返ることも・・・ 

 

そして何より重い!! 

 

効率が悪いんですよね。 

 

振り下ろす時

斧

ヘッドに遠心力を効かせるため前の手をエンドの方にスライドさせて振り下ろします。

 

こうすることで振り上げは楽に、インパクトは強く 斧が振れますよ。 

 

↓ちなみに使っている斧はコレ!人間工学に基づいて設計されたFISKAS X25

 

 

安全に振り下ろすには線の軌道を意識! 円の軌道は×

振り下ろす

斧の軌道の話。

 

写真を見てお分かりいただけると思いますが、斧を真下に振り下ろす軌道を意識しましょう。これが線の軌道です。

 

円の軌道でミススイングした場合、斧の刃が向かう先は自分の足

 

危険ですよね。

 

鋭い刃が足に当たるなんて想像したくもありませんし、せっかくの薪割りを怪我で台無しにしたくないですものね。

 

 

線の軌道、これ大事です!

 

腰痛を防止する斧の振り方 

私が腰を痛めた原因は単純。

 

  • 斧を振るとき腰を軸にしていた。
  • 振り終わった斧を持ち上げる時、腰を起こしながら斧を持ち上げていた。

 

この2つです。

 

腰の負担 

 

ちょうど上図のような姿勢で斧を持ち上げていました。

 

垂直から斜め40度に前傾すると体重の65%の負荷がかかるそう。

 

この状態で何回も斧を持ち上げていればそりゃ腰を痛めますわな。

 

 

では、腰を痛めないように振るにはどうすればいいか?ですが、

 

答えは 極力腰を曲げない、腰の代わりに膝を曲げること

 

具体的な方法を説明しますね。

 

まずは足のスタンス。

 

おおよそ 「どちらかの足を前に置く派」「横に開く派」に分かれると思います。

足
足

どちらもできないことはないですが、横に開くほうがやりやすいです。肩幅くらいに開きましょう。

 

そして振り下ろすと同時に膝を曲げます。線の軌道を意識して・・・

 

 

 

パッカーン 

振り下ろす

振り終わるとこのような姿勢に。

 

腰はほぼ曲がってませんよね。ということは腰への負担は軽いわけです。

 

立っているというより若干しゃがんだような姿勢になるのがポイント。

 

この姿勢からなら斧を持ち上げるとき腰ではなく膝で持ち上げることができますね。

 

カギは膝の屈伸ですよ!

 

私はこの振り方を実践してだいぶ腰が楽になりました。

 

割れないときは端から割る

薪

お次は、どこに刃を打ち込むかの話。

 

 

大きな丸太と対峙した時、力のない人がいきなりど真ん中に刃を打ち込んでも大抵割れてくれません。

 

パカーンと割れてくれれば気持ちいいんでしょうけどねー。

 

そんな私が実践している方法は、、、

 

 

 

周囲陥落方式(しゅういかんらくほうしき)

 

 

丸太を敵とするならば、まず敵の支配下に置かれている国々(丸太の皮や辺材)を制覇して本陣(丸太の芯材)に攻め入るという作戦です。

 

簡単に言うと、あえて中心を外したところに斧を入れ、ひびの入った部分を集中的に狙っていくやり方!

卑怯な手?ですが弱点を見つけそこを叩くのが一番効率がよろしい。

 

ただしデメリットも。削りカスであるスルメ薪がたくさんできてしまうのです。

 

でもスルメ薪も利用価値があるので無駄じゃないですよ↓

スルメ薪

 

丸太の長さは25㎝が割りやすい

今までのことを全て実践しても割れないという方、最後の手段で短い薪を作る方法があります。

 

長い丸太ほど割るのに苦労することはご存知の通りです。でも短すぎるとすぐ燃え尽きてしまうコロ薪に。。。

 

研究の末、割りやすさと火持ちを両立した長さを見出しました。それは、、、

 

25㎝ 

 

薪

25㎝ っていうのは A4ノートの縦の長さ。

 

斧でパカパカ割れて尚且つ薪らしい長さも維持している見た目、絶妙。

 

薪ストーブは概ね50cm 程度の薪が入るようになっていますがわざわざその長さに合わせて作る必要はないんです。

 

むしろ短い薪の方がメリットが多く、、、

  • 乾燥が早く進む
  • 持ち運びが楽
  • 薪割りが楽 

いいと思いません?

 

しかし当然デメリットも、、、

 

短い薪をたくさん作るということはその分チェーンソーで細かく切断する必要があります。あと薪の体積が小さい分頻繁にくべる必要があります。

 

私は薪割りの負担を少しでも減らしたいのでこの程度のデメリットならむしろ歓迎です笑

 

まとめ:斧の使い方ひとつで薪割りの快適さが変わる!

いかがでしたか?女性にとってハードな薪割りをいかに楽に、いかに安全にこなすかを考えてみました。

 

こればっかりで最近は基礎体力が向上してきたようです。なのでそろそろ極太丸太にも挑戦してみようかと思ってます。

あと腰には気をつけてください、一度痛めてしまうと一生の付き合いになる可能性もありますよ。

 

もう一度おさらいします。3つのポイントは

  • 手のスライド
  • 線の軌道
  • 膝を使う  

です。

 

最後に薪割りには危険がいっぱいです。手袋、ゴーグル、安全靴など体の防護は必須ですよ。くれぐれも半袖半ズボン、サンダルで薪割りをしないようにしましょう!

 

今日の一振り

薪

クセ玉を割るのが趣味なわけではないです、でも思い入れのある玉はたいていクセ玉という、、、

 

楢の枝別れ。見てくださいこの複雑な繊維!たまりませんなぁー!

 

それでは良い薪ストーブライフを!