【鶏小屋DIY】水盛り、縄張り、遣り方で小屋の水平を出そう

水盛り 遣り方

どうも!よし子です!

 

鶏小屋の基礎の下準備についてお話します。

 

前回の記事はこちら↓

抜根

 

特に、DIYで小屋作りをする方に役立つ情報ですよ。

 

小屋づくりに水盛り、縄張り、遣り方 は必須

基礎を作る時に大事なのが、水平と垂直をきっちり出すこと。

 

その方法の一つに、 水盛り、縄張り、遣り方という手法があります。

 

ここでミスすると、苦労して建てた小屋が斜めに傾いたり、角が垂直じゃないなど取り返しのつかないことになりかねないので、地味ーーな作業ですが横着は禁物なのです!

 

 

と、偉そうに書いてますが、アタイは全くの初心者です( ゚Д゚)

 

遣り方自体業界の人くらいしか聞かないフレーズですが、ちょうど知り合いにその業界人がいまして・・・基礎屋でバイトしてたS氏にヘルプを頼みました!

 

しかし、バイトといえど経験者には変わりありません!ビギナーのアタイにはS氏が眩しく見えます!

 

順を追って説明していきますね!

 

小屋の外側に大まかに杭を打つ

まず、小屋の四隅の部分のさらに外側に杭を打ちます。

準備するもの

  • スコップ
  • 適当な木材
  • 水糸
  • バケツ
  • ホース(細くてよいが、水面が見える透明なものがよい)
  • ビス

ぐらいです。必要に応じて 水平器があれば便利かなー。 

 

杭は動かないようにしっかりと打ち込もう

杭の位置は小屋の外側だったら適当でいいんですが、杭を基準に四隅の水平と垂直を出すので、動かないようにしっかり打ち込みます!

棒

 30㎝以上の深さまで打ちました!

 

打ち込んだらさらにもう二つ杭を打ち込み、杭同士を板でビス止めしてつなぎます。

 

角一つにつき杭が3つと板が2つ必要になります!

杭と板の様子です。板を張ったのは小屋の線がどの位置にきても水糸を押しピンで固定できるようにする為です。

 

左右は調整が効くのですが、上下は、この板の上下の幅分しか調整できないので注意しなければなりません・・・

 

あらかじめ4隅の板の高さを大体同じくらいにしておく必要があります。

 

失敗談ですが、
杭に水平の印をつけてから板を打ち込みましたが、板を打ち込む時にインパクトの振動で杭が動いてしまい、再度水平を取り直すハメに・・・トホホ。

 

水盛りで水平を出す

次に水平を出します。

水盛りの方法

 

どうやって水平を出すかって?

 

そう、地面から杭までの距離が同じだったら水平です!・・・っておーーーい!そんなわけない!

 

地面はそもそも水平でありません。

 

水平な場所もあるかもしれませんがそんなところはごく稀です。車が走る道路だって水平に見えるけど違います。水はけを良くするために外側に向かって傾斜しているんですよー。

 

じゃあどうやって水平を出すんでしょうか・・・

 

想像してみてください、この世に存在する絶対的な水平は何か・・・

 

 

 

「池」を見たことありますか?( ゚Д゚) 池の水面は水平なんです。 

 

水は液体なので、等しく重力に引き寄せられます。だから水面は水平なんです!

 

これを利用しようというわけ。目からウロコでした(私だけでしょうが笑)

 

まず、バケツに水を入れ、ホースが四隅に届く位置に設置し、ホースから水が出るまで吸い上げます。

水盛り

そして、ホース内の水面はバケツの水面と水平になるのです。これを水盛りといいます。

 

このようにホースを四隅に持って行き、水面の部分に印を入れれば水平の完成です!

水盛り

ここで注意点ですが、ホースの中に気泡が入っていると水平じゃなくなるので、気泡が入っていないか注意しましょう。

 

今は 「レーザー墨出し器」といって一発で水平出せる道具もあります。

楽天ランキング4冠獲得。 VOICE 5ライン グリーンレーザー墨出し器

 

 

レーザー墨出し器が「デジタル」なら、水盛りは「アナログ」ですね。 

 

小屋の四隅を直角にしよう

次はコーナーの直角を出します。

 

水平の次は直角です。これらの単語が出てくると、数学の授業を思い出しますね。

 

小屋の四隅は直角、つまり90度になるのでこの角度を探します。

 

ピタゴラスの定理を利用する

ますます数学っぽいですな~。ピタゴラスの定理は、直角三角形のの各辺の比の値の定理。

 

直角三角形の場合は各辺が3:4:5になります。 

 

これを利用してあるものを作ります!

 

大きい直角三角形の定規を作る

そう巨大な直角三角形をつくるのです!

定規

このように木の棒が3本あれば簡単にできます。

 

角度が途中で変わってしまわないようしっかりとビスで打ち付けます。

 

定規の辺に水糸を合わせれば完成

三角定規をコーナーに置き・・・

定規

 

定規

各辺にスレスレになるように水糸の位置を合わせます。

 

これで「水平」「直角」が出ました!

 

まとめ 

作業時間は丸2日でした!

 

費用は

ホース4m 425円

水糸    198円

合計623円です。

 

結果的にレーザー墨出し器がなくてもできました。

 

昔の人はこうやって基礎を作っていたんですね、先人の知恵です。。

 

まさか「ピタゴラスの定理」が出てくるとは思いませんでしたが・・・義務教育は無駄じゃないんですね!

 

成功のポイントは何度も測り直すくらいの気持ちで慎重に進めること。

 

何度も言いますがここで失敗すると建物全部に響いてきます。

 

それでは良いDIYライフを!